快適な住まいにするためには、内装の印象も大切です。しかし、内装と一言でいっても決めるべき点は非常に多く、何から決めていくべきか、悩む人も多いでしょう。
今回は、内装を決めるためのポイントや失敗事例、おしゃれな内装デザインの実例まで紹介します。
1.コツを押さえれば洗練された印象に!内装やインテリアの決め方

内装やインテリアの決め方にはポイントがあり、ポイントを押さえることで誰でも洗練された印象に部屋を整えられます。どのようにして内装やインテリアを決めるのがよいか、次で解説します。
1-1 部屋のテイストを決める
最初に決めるべきは部屋のテイストです。大まかにナチュラルモダンや北欧風、アジアンスタイル、ヴィンテージ風、ロココ調などがあげられます。部屋ごとにどのようなテイストを取り入れるか定まらないと、内装やインテリアの方向性も定まりません。
無垢材と白やベージュを基調にしたナチュラルモダンや木とファブリックの素材を取り入れた北欧風のデザインは人気が高く、多くの人が取り入れています。また、畳などの和風のデザインにスタイリッシュな家具を取り入れた和モダンのデザインも人気が高いテイストです。
特にリビングやダイニングは家族が集まる空間のため、個人の意見だけではなく、家族全体で話しあって方向性を定めることが大切です。これらの場所は過ごす時間が長い部屋になるため、派手な空間やインテリアは避け、シックで落ち着いた空間にすると失敗しない空間づくりができます。目指すべきテイストが決まると、壁紙や照明の選択もしやすくなるでしょう。
1-2 配色を考える
テイストが定まったら次に配色を定めましょう。同じ部屋に何色もの色があると、部屋がごちゃごちゃした印象になってしまいます。統一感のあるデザインでまとめるためには、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3色でまとめるのがおすすめです。
ベースカラーは床・壁・天井など広い範囲で使う色です。明るい色またはシックな色などの方向性を決めます。メインカラーはソファやカーテンなど、インテリアなどに使う色です。部屋のデザインを決める主役の役割を果たします。アクセントカラーはクッションなど細かい小物に使う色で、小さくても目立つ色を選択します。アクセントのため、他の色とメリハリのある選択が大切です。
ベースカラー7割、メインカラー2.5割、アクセントカラー0.5割の割合を基準にするとまとまりのある空間に仕上がります。
1-3 照明・ライトを考える
照明やライトの当たり方を工夫すると、よりおしゃれな空間を演出できます。一般的なお家の場合、シーリングライトを導入する方法が一般的です。しかし、部屋全体が明るくなりすぎてしまうため、おしゃれな空間づくりには一工夫したいです。
天井に照明を埋め込むダウンライト、ブラケットライト、間接照明などを取り入れると、光の当て方をコントロールできます。
間接照明とは、照明にこだわりたい方は光を直接当てるのではなく、壁や床などに反射させる照明の当て方です。間接照明は光の印象がやさしくなる、部屋のメリハリを生む、目立たせたい場所に視線を集中させるなどの効果があります。
ダウンライトや間接照明を取り入れる場合は、照明の位置や光の量を考えることが大切です。間取りや施工内容にも影響するため、事前にハウスメーカーの設計士やインテリアコーディネーターとの打ち合わせする必要があります。
2.使い勝手も重要!内装の失敗例

内装は見た目の問題だけではなく、使い勝手についても考える必要があります。ここでは内装でよくある失敗例を紹介します。
2-1 コンセントが足りなかった
内装の失敗で多いのは、コンセントの数や位置についての失敗です。「使いたい場所にコンセントがない」「コンセントの口数が足りない」などの事例があります。このような場合、延長コードで対応自体はできるものの、見た目の印象は損なわれてしまうでしょう。
家電が増えがちなキッチン周りやテレビやパソコンの近くなどは必要な家電は何か、リストアップが必要です。また掃除機を使うことも考え、廊下にもある程度コンセントがあると楽に掃除ができるでしょう。
見た目にこだわる場合は、家具や家電の配置をあらかじめ決めておき、必要なコンセントの位置や数を把握しておくと、失敗せずに済みます。
2-2 サンプルを見て壁紙を決めたらイメージと違った
内装の壁紙がイメージと違うというのもよくある失敗事例です。壁紙のサンプルを見て選んだときに、「イメージと違った」という声は少なからずあります。
これは面積効果や光の当たり方によるものです。面積効果とは面積の大小によって色の見え方が変わる視覚効果のことです。 明るい色は面積が大きいほど明るく濃く見え、逆に暗い色は面積が大きいほど暗く薄く感じられます。
そのため面積が小さいサンプルの印象だけで選ぶと、イメージとのズレが生じてしまいます。実際の照明の当たり方によっても印象が変わるため、サンプルは壁に当ててみて遠くから確認することも大切です。
また、ホームギャラリーなどでどのような印象になっているか体感しておくと、イメージとのズレは小さくなるでしょう。
2-3 開口が狭くて家具・家電が搬入できなかった
内装の失敗事例としてよくある事例は家具や家電の搬入できない場合です。出入り口は人だけではなく、家具や家電を搬入するための入り口でもあります。
家族が増えることで、冷蔵庫や洗濯機、ダイニングテーブルなどが大きくなる傾向にあり、搬入時にドアを通らず搬入できない、または搬入に手間がかかることがあります。
このような事態を回避するためには、搬入経路を踏まえ、余裕をもった開口部を考えておくことが大切です。
3.人気の内装デザインを紹介!新築住宅のおすすめコーディネート例
内装をおしゃれにしたいと思っても、イメージが湧かないという人もいるのではないでしょうか。ここでは、三菱地所ホームにおいておしゃれで人気が高い内装デザインについて紹介します。
3-1 ナチュラルモダンテイストのリビング

こちらはナチュラルモダンテイストに仕上げた、平沼橋ホームギャラリーのリビングです。リビングとダイニングをあえて区切らないことで、広々とした印象を与えます。
ナチュラルカラーのフローリングに部屋中央にある植栽をはじめ、緑を適度に取り入れることで、温かみのある空間に仕上がっています。庭につながる窓を大きく取ることで、庭とのつながりも感じられる点が特徴です。
3-2 自分だけの時間を楽しむ和モダンパレットルーム

こちらは自分だけの趣味の空間に和モダンを取り入れた瀬田ホームギャラリーのパレットルームです。このパレットルームは縁無しの畳と、洋風の壁紙、インテリアを使うことで、和モダンの雰囲気を演出しています。
パレットルームは面積としては3畳ほどと決して広い空間ではありません。しかし、吹き抜けとつながっており、見た目以上に広く感じさせるつくりになっています。
3-3 こだわりの北欧キッチン

こちらは北欧風に仕上げたキッチンです。木のぬくもりを感じるフローリングに映える白いキッチンや食器棚。グレーの壁紙とアクセントフォールがナチュラルで落ち着いた空間を演出し、北欧を感じさせる仕上がりになっています。
白×グレーの淡い内装に、アクセントとしてゴールドのペンダントライトを設置しました。シンプルかつ上質な北欧の雰囲気を演出しています。
3-4 白と黒のモノトーンでまとめた上質空間

こちらは白と黒のモノトーンでスタイリッシュにまとめた、新宿ホームギャラリーのリビングです。白のテーブルや黒をベースにしたラグに対して、深い青のクッションがお部屋を彩るアクセントになっています。
リビングのそばには、吹き抜けと大きな窓を配置することで、自然の光を取り入れられるため、スタイリッシュながらも、温かみのある印象を与えるでしょう。
4.ホームギャラリーで実際の雰囲気を体感しよう

新築の家具や壁紙は多種多様で、注文住宅で家を建てようと思っても、一からイメージ通りの内装に仕上げるのは、簡単ではありません。内装をどのようにするべきかお悩みであれば、三菱地所ホームギャラリーにぜひご来場ください。
来場予約をすることで、時間を気にすることなくじっくりと見学でき、実例アルバムもご覧いただけます。好みの内装デザインもきっと見つけられるでしょう。
ぜひ三菱地所ホームギャラリーをご覧いただき、内装の参考にしてみてくださいね。