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お金のこと | 2021.10.09

新築の外構工事の費用相場は?おしゃれなデザイン実例を紹介

家づくり新築外構外観実例

新築の外構工事は家の印象を左右する重要な建築デザインの一つです。そのため、建物の設計者がデザインすると、外観全体に統一感が出せておしゃれな印象に仕上がります。外構は予算を抑えたいと考える人が多い場所ですが、デザインとの兼ね合いを踏まえて考えることが大切です。今回は外構工事の費用相場や外構作りのポイント、外構や建物のおしゃれな実例まで紹介します。

1.一般的な新築の外構工事の内容と種類

  • カーポート
  • 駐車スペース
  • 門扉・門柱
  • 玄関アプローチ
  • フェンス
  • 庭や植栽

どのようなものを設置するのかは、土地の大きさや車の有無によっても変わりますが、見せ方にも以下3つの種類があります。

  • オープン外構
  • クローズ外構
  • セミクローズ外構

オープン外構とは門や塀がなく、道路と区切られていない開放的な外構のことです。クローズ外構とは、門や塀で境界を区切り、プライバシーに配慮した外構です。セミクローズ外構はオープン外構とクローズ外構両方の特徴を持っています。クローズ外構の場合は、塀の設置が必要になり、外構工事の値段が高額になる傾向にあります。

2.外構工事の費用相場は?

外構工事の費用相場は一般的には建物の建設費用の10%ほどが目安です。30坪の土地の場合には100〜300万円ほどになることが多いでしょう。また、実際の工事費用はどのような設備を設置するのかにも影響します。例えば、玄関周りのアプローチや門柱、門扉には40万円〜、フェンスは20万円〜、砂利は1平米あたり1万円〜です。駐車場を設置する場合は、カーポートで30万円〜、ガレージの場合は100万円〜の費用がかかります。

ただし、外構費用はどのような設備を設置するのか、施工面積によっても、費用は異なります。そのため、実際の料金は見積もりを取ってみないと分からないことが多いでしょう。

3.外構工事の費用を抑える方法

外構工事は面積が広いため、要望を全て満たそうとすると、予算を超えてしまいがちです。しかし、工夫をすることで、予算をある程度抑えられます。ここでは外構工事の費用を抑える方法を紹介します。

3-1.シンプルなデザインにする

外構は装飾が多いほど、材料費が増え金額が高くなります。そのため、シンプルなデザインにすることでコストカットが可能です。また、工事に必要な材料の量を減らすこともポイントです。具体的には、以下のような方法があります。

  • 駐車場のカーポート以外の部分は、土間コンクリートではなく砂利で仕上げる
  • 塀を無くしオープン外構にする
  • 門扉をポストと表札が一体になった機能門柱にする

これらの方法を取り入れることで、コストを抑えつつ、デザイン性も保てるでしょう。ただし、安価な材料ばかりを選ぶと、チープな印象になってしまう可能性もあります。そのため、必要なポイントに絞ることもポイントです。

3-2.DIYを取り入れる

DIYを取り入れることで、コストカットが可能です。外構工事の中には職人でなければ安全性などに問題が出る工事と、DIYでも見栄えをある程度整えやすい工事に分けられます。DIYでも支障がないものはDIY工事を取り入れましょう。DIY工事が可能なものの例としては、以下の工事が挙げられます。

  • 砂利を敷く
  • 防草シートを張る
  • ウッドデッキや物置の設置
  • アプローチのレンガ舗装

外構に必要なレンガブロックなどは1つ100円で購入できるため、DIYにすると大幅なコストカットにつながります。ただし、DIYに慣れていない場合、失敗する可能性や時間がかかってしまう可能性もあるため、それらのリスクを考慮しておきましょう。

3-3.外構工事を専門業者に依頼する

新築時の外構工事は専門業者に依頼する方法もあります。特に希望がない場合、ハウスメーカーが外構工事も一緒に引き受けて、外構工事業者を手配するケースが一般的です。専門業者に依頼した方が安く抑えられるといわれています。

ただし、この方法は効率面ではロスが大きく、トラブルになる可能性もある点には注意が必要です。特に、天空率を使っている建築計画の場合、外構まで工事が完了していないと、行政の建築確認許可が下りないため、ハウスメーカーのルールによっては引き渡しできなくなる場合があります。

ハウスメーカーに依頼する場合、建物に合わせた外構の提案が受けられます。それに加え、住宅ローンに外構工事も組み込める点もメリットです。専門業者に依頼するのは、費用は安く抑えられますが、デメリットもあるため注意しなければいけません。

4.建物と調和したおしゃれな外構デザイン集

ハウスメーカーに依頼する場合、建物の雰囲気と調和した外構が作れます。ここでは、建物と外構がマッチしたおしゃれな外構デザインを紹介します。

4-1.曲線でつながる建物と外構の一体感

こちらは外構部分に曲線のアーチを取り入れ、建物とマッチするようにデザインされた外構です。開放的で玄関が見えるようにも思えますが、植栽があるため、玄関が丸見えにならないように配慮されています。建物の外壁と外構のアーチ部分で素材感を合わせているため、建物と外構が一体的になっているのが特徴です。

4-2.門がアクセントになるクローズ外観

こちらはクローズ外観の外構デザインですが、門がアクセントになるように工夫がされています。建物が白を基調としたすっきりしたデザインに対して、外構の壁は凹凸があるタイルを採用することで、全体の雰囲気を引き立たせています。また、門にデザインを取り入れることで、アクセントになっている点もポイントです。

4-3.1枚の絵画のような洗練されたデザイン

こちらはシンプルながら、建物から外構まで同一の素材を使い、1枚の絵画のように洗練されたデザインが特徴です。窓の配置や玄関アプローチのタイルの配置まで配慮されており、ほかにはないデザインになっています。

5.新築の外構工事の失敗例

新築の外構は、曖昧に考えていると失敗しやすい部分です。外構の失敗は簡単にやり直せず、やり直したいと思っても高額の費用がかかります。失敗しやすいポイントをあらかじめ把握し、失敗しないようにしましょう。具体的な失敗例としては以下の点があります。

  • 愛車が大きく、一般的な駐車場の大きさでは狭くなる
  • 自転車の置き場所がない
  • 自転車やアウトドア道具の置き場所はあるが、雨風に晒され傷んでしまう
  • 駐車場に防草シートを貼っておらず、雑草だらけになる
  • 玄関扉を開けると、道路から室内が丸見えになってしまう

これらの失敗はちょっとした確認で対処できるものばかりです。事前に考えておき、後悔しないよう準備しておきましょう。

6.新築の外構づくりのポイント

新築の外構作りは大まかに安く抑えるか、デザイン性を重視するかでどのように進めるべきか変わります。外構工事を安く抑えたい場合は、DIYや外構専門の業者に依頼するのも1つです。この方法であれば、外構の材料費を安く抑えられます。しかし、手間がかかり、トラブルになる可能性がある点に注意が必要です。建物と調和した外構にしたい、デザイン性を高めたいという場合には、ハウスメーカーに外構までお願いするのがよいでしょう。

7.外観は住まいの顔!外構にもこだわろう

外構費用は規模によっても異なります。価格だけではなく、デザインや使い勝手も考慮することが重要です。また、外構は外観の印象に大きな影響を与えます。そのため、価格とデザインの両方から考える必要があります。

三菱地所ホームでは、建物と調和した外構の施工事例も豊富です。ぜひお近くのホームギャラリーに足をお運びください。

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