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注文住宅 | 2021.11.17

洗面台をおしゃれに!新築やリフォームに取り入れたい実例集

新築実例家づくり洗面台

リビングなどの部屋だけでなく、洗面台もおしゃれだとこだわりが感じられて素敵ですよね。ただ、毎日使う洗面台は、見た目だけでなく機能性を考えることも重要です。そこで、洗面台を検討するときの機能面でのポイントや、スタイリッシュな洗面台を実現したいときのヒントを実例とともに紹介します。

1.まずは用途と収納するものを検討

最初に、誰が、どう洗面台を使いたいのかを考えて、必要な要素を洗い出してみましょう。

1-1.現在使っている洗面台の不満点

「洗面台を使ったことがない」という人はいないでしょう。そこで、現在、あるいは過去に使っていた洗面台の不満点を家族で話し合うことで、理想の洗面台へと近づけます。

デザインが平凡でときめかない、鏡が遠くてコンタクトレンズが入れにくい、床や天板の水濡れが気になるなど、家族の不満点をノートに書き出しておきましょう。メモをとっておくことで、「あれこれ検討していくうちに最初の不満点を忘れてしまっていた」という残念な結果が防げます。

1-2.家族何人がどんな時間帯に使うのか

洗面台の広さや場所を検討するときは、現在や将来、家族何人がどんな時間帯に使うのか、ニーズを確認すると役立ちます。

女の子のお子さんが多い家庭では、年頃になると朝の身支度に時間がかかるため、2人以上が洗面台の前に立っても窮屈ではない広さがほしいところです。同様に、鏡もできるだけ大きいものか、顔の近くで見られるサイドミラーなどを含めて2つ以上あると便利ですね。

お子さんが多い家庭は特に、帰宅後、すぐに手洗いができるよう、玄関に単独で手洗い化粧台を置きたいという要望がある場合も。近年ではコロナ禍でますますそうしたニーズが高まっています。また、2階にも簡易的な洗面台があると、夜や来客時、日中の家事などに活用できます。

「洗面台は脱衣室にあるもの」と考えず、どこに、どのくらいの広さの洗面台があると家族の暮らしにマッチするのか、柔軟に検討してみましょう。

1-3.収納するものは何があるか

おしゃれな洗面台というと、すっきりした天板にボウルを合わせた、シンプルなデザインを想像する人も多いでしょう。

しかし、洗面台は家族が日常的に使うものであり、そこに置いておきたいものも歯ブラシや基礎化粧品、メイク道具、ひげそり、ドライヤーなど、一定以上あるもの。「新しい洗面台にはできるだけ物を置かないようにしよう!」と決意して収納の少ない洗面台を作っても、結局、家族が天板の上にごちゃごちゃと物を置いてしまい、片付けがストレスになるかもしれません。

おすすめは、誰がどこに自分の物を置くのか、最初から物の居場所を決めて設計することです。家族一人一人に自分のスペースがあれば、そこは使いやすいようにきれいにしておこうという意識が働きやすくなります。そのためにも、誰がどのくらいの物を収納したいのか、事前に明確にしておくことが大切です。

2.洗面台の種類

実際に洗面台のデザインを検討するにあたって、洗面台の種類とタイプを整理しておきましょう。

2-1.ユニットタイプ

最も多い据え置き型の洗面台です。洗面ボウルと水栓、鏡、収納などが一体となっており、省スペースで効率よく使えるようにデザインされています。

デザインの選択の余地は少ないですが、各社から機能的ですっきりとしたデザインのユニットタイプが発売されています。気に入ったものがあれば、コストパフォーマンスがよく、メンテナンスもしやすい便利な洗面台であるといえます。

2-1-1.間口は60cm、75cm、90cm

ユニットタイプの間口は、メーカーによって違いはありますが、60cm、75cm、90cmが一般的。100cm、120cmまで用意している会社もあり、「ユニットタイプ=狭い」というわけではないことは認識しておきましょう。

賃貸マンションなどでよく使われているのは、単身用で60cm、ファミリー向けで60cmか75cm幅の洗面台が中心。90cm以上となるとユニットタイプでもかなり印象は違います。気になる場合は、ショールームなどで大きさによるイメージの違いを確認しましょう。ショールームで全体像を確認できるのもユニットタイプの魅力です。

2-2.システムタイプ

システムタイプは、カウンターやボウル、水栓、収納の扉、鏡などを選択してカスタマイズできるセミオーダーの洗面台です。ユニットタイプのような効率性を求めつつ、自分たちに合わせた機能性やデザインにこだわりたい人におすすめ。

家族の人数が多い場合、洗面ボウルを2つ設置することも可能。おしゃれなボウルや水栓金具など、選択できるデザインの幅も広がっています。

2-3.カウンター+洗面ボウルの造作洗面台

気に入ったデザインのカウンターやタイル、洗面ボウルなどを組みわせて、洗面台を造作することもできます。他にはない、独自の洗面台ができるため、オリジナル性の高い洗面台を作りたい人に人気。特に注文住宅では、間取りや家のインテリアに合わせた自由度の高い洗面台が造作によって実現できます。

なかでも洗面台の印象を左右するパーツの一つがボウル。ボウルにはカウンターに置くように設置する「置き型タイプ」と、カウンターに埋め込む「埋め込みタイプ」、カウンターではなく壁に取り付ける「壁付けタイプ」があります。

深めのボウルなら水はねが少ないなど、形状によって使いやすさに違いがあります。陶器なら傷がつきにくい、ホーローは汚れや臭いがつきにくいなど素材によっても特徴が異なるので、デザインと機能面から好みのものを選びましょう。

4.おしゃれな洗面台のアイデアを実例でチェック

理想の洗面台を実現するために、洗面台の実例を参考にしてみましょう。三菱地所ホームの実例から人気の洗面台を紹介します。

4-1.モノトーンでホテルライクに

オーダーグラン赤坂ホームギャラリーの洗面台

最初に希望のカラーイメージを決めておくとイメージが作りやすくなります。こちらの実例は、モノトーンでシックにまとめた洗面台。色数を抑えることで、洗練されたホテルライクな雰囲気になります。

4-2.蛇口交換でおしゃれ度や機能性がアップ

既存のスタイルに蛇口を交換するだけでもおしゃれ度がアップします。

近年では、家庭用でも蛇口を触らずに水が出せる衛生的なセンサー付き、自動のソープディスペンサーなど機能的な水栓金具が各社から販売されているので、見た目だけでなく使いやすさにこだわりたい場合はぜひ検討してみましょう。

4-3.足元をすっきりさせて使いやすく

新宿ホームギャラリーの洗面台

収納をできるだけたくさん取りたいという人は多いでしょう。しかし、洗面台の下をすべて収納にするのではなく、足元をすっきりさせておくと使いやすく、空間もすっきりします。

座って身支度がしたいという場合は、さらに足元をオープンにして椅子をしまえるように設計しておくと便利です。

4-4.木の風合いでナチュラル感を添える

浜田山ホームギャラリーの洗面台

木の風合いを取り入れることで、ナチュラルな印象の洗面台が作れます。無垢材では水はねが気になりますので、水に強く、質感の良いメラミン加工の化粧板を取り入れるといいでしょう。

浜田山ホームギャラリーの洗面台は、オーク調で表面にわずかな凹凸があるなど木質感がありつつ、水に強い素材を使用。インテリアに合う木の雰囲気を楽しみながら、メンテナンスに苦労することもありません。

4-5.ボウルデザインで個性を演出

駒沢ステージ1ホームギャラリーの洗面台

カウンターにボウルを組み合わせた造作タイプでは、ボウルのデザインによって異なるイメージを演出できます。駒沢ステージ1ホームギャラリーの洗面台は、ハンドメイドの陶器ボウルがシックな雰囲気を醸し出しています。

駒沢ステージ2ホームギャラリーの洗面台

一方、駒沢ステージ2ホームギャラリーの洗面台は、グリーンのガラスのボウルがアクセントに。ボウルの透け感が爽やかさを添えています。

4-6.鏡の配置や形状で遊び心と機能性を追求

オークラランドホームギャラリーの洗面台

洗面台には欠かせないのが鏡。洗面台の中で広い面積を占めるため、形や配置によって機能だけでなくデザイン的な遊び心も添えられます。

オークラランドホームギャラリーの洗面台は、大きい鏡と幅を狭くした2枚の鏡を配置したデザイン。高さを変えることで、家族が自分に合った鏡を使うことができます。

4-7.お気に入りのタイルをアクセントに

幕張ホームギャラリーの洗面台

リビングなどにあまり派手なデザインを取り入れるのは気が引けるという人でも、洗面台の一部に限定して、好きな色や柄を入れてみてはいかがでしょうか。

幕張ホームギャラリーの洗面台は、全体をシンプルなデザインでまとめつつ、タイルを使うことで個性を演出。好きなタイルを選ぶことで、より愛着のある空間が作れます。

4-8.白で統一して爽やかに

洗面所は清潔感を重視したい場所。平沼橋第二ホームギャラリーの洗面台のように、白で統一したすっきり爽やかな洗面台も人気です。

タオルやマットなどの小物で色を加えるだけで、ガラッと印象の変化を楽しめるのも魅力。幅広い年代層にマッチする、飽きのこない洗面台になります。

5.インテリアに調和するスタイリッシュで機能的な洗面台を

どんな洗面台にしたいのかイメージを決めたら、実際のスペースで実現することができるのか、ハウスメーカーに相談してみましょう。三菱地所ホームの注文住宅なら、自由な間取りで理想の洗面台が叶えられます。

洗面台を設置することが多い脱衣洗面室は最低限の広さに設計されることも多いですが、毎日使う洗面台を快適にするために、脱衣洗面室自体を広く取るというご家庭も増えています。おしゃれで機能的な洗面台が、毎日の朝のルーティンをぐっと楽しくしてくれます。

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