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全館空調 | 2022.01.19

【吹き抜けのある家】建築実例集|吹き抜けのメリット・デメリットについて

実例家づくり空調

吹き抜けはおしゃれでかつ部屋を広々と見せられるため、新築時に作るべきかどうか悩む人もたくさんいます。しかし、メリットだけではなくデメリットもあるため、慎重な判断が大切です。

今回は吹き抜けを作るメリットとデメリットに加え、実際に吹き抜けを作った建築事例までご紹介します。注文住宅で吹き抜けを作るべきかどうかの参考にしてください。

1.おしゃれでデザイン性が高い。吹き抜けのメリット

吹き抜けは開放感と明るさがあり、家をおしゃれに見せられることが大きなメリットです。ここでは吹き抜けのメリットを紹介します。

1-1.開放的で広く感じられる

吹き抜けは1階と2階が連続し、天井が高くなることで開放的な空間になります。とくに建てられる面積の都合で、居住空間が狭く感じてしまうような都市部の土地で効果的です。

天井高が低く部屋が閉じられているような空間の場合、部屋の見た目以上に狭さを感じることになります。そのような場合に吹き抜けを作ることで、視界が広がり、開放感を感じる空間作りが可能です。

1-2.採光をとれる

吹き抜けを作り2階部分に窓をつけると、採光が確保でき、明るい雰囲気を作れることがメリットです。南側に家が建っており、影ができてしまうような土地でも、吹き抜けと2階の窓があれば、冬場であっても十分な明るさが確保できるでしょう。

採光は部屋の明るさに影響するだけではなく、体内時計の調整などの効果が期待でき、健康にもよい影響を与えます。そのため、部屋を明るくしたい場合に吹き抜けはおすすめです。

1-3.家族の気配を感じられる

吹き抜けは1階と2階がつながるため、家族の気配を感じやすい点がメリットです。たとえば、ご飯ができたときに、2階まで行く必要なく呼びかけられます。家族の気配を感じ、どこに誰がいるのか把握できるため、家族間の距離が近くなりやすいでしょう。

よって、吹き抜けは家族でのコミュニケーションを大事にするご家庭におすすめです。吹き抜けの廊下部分にお子さんたちの勉強スペースや書斎を作るなど、吹き抜けを活用した空間作りもできるでしょう。

2.吹き抜けがある家は後悔する?デメリットとは

吹き抜けは家をおしゃれな雰囲気にできますが、後悔したという声も聞かれます。ここでは吹き抜けにどのようなデメリットがあるのかをご紹介します。

2-1.冷暖房が効きにくくなる

吹き抜けは冷暖房が効きにくくなる点がデメリットです。

空間が広くなり、空間全体に冷暖房を効かせるのに時間がかかるだけではなく、冷暖房の空気が滞留するため、空気がなかなか設定した室温になりません。エアコンをつけている場合でも、暖かい空気は上に流れ、冷たい空気は下にとどまるという性質があるため、部屋の室温に偏りが生まれてしまいます。

住宅に高い断熱性や十分な空調機器がなければ、建てたあとで後悔する原因になりかねません。近年では家の断熱性能は向上しているものの、シーリングファンで空気の循環を生むなどの対策をしなければ、部屋の室温が適温にはならないでしょう。

三菱地所ホームの家は、全館空調エアロテックのおかげで、24時間家中どこでも快適な室温を実現できるため吹き抜けのデメリットも克服できます。

2-2.音が伝わりやすい

吹き抜けがあると、音が家全体に伝わりやすく、不快に思う場合があります。吹き抜けがあることで、家族の気配が感じられる反面、生活音が気になってしまう可能性があります。

たとえば、リビングに吹き抜けがあり、吹き抜けのそばに寝室があるような場合、リビングで見ているテレビの音がほかの家族にも聞こえ、目が覚めてしまう場合があります。

対処方法として、防音工事をするなどの対策がありますが、その場合には工事費が高くなる点がネックです。吹き抜けに面する部屋の配置は、担当者にアドバイスをもらいながら検討するのが良いでしょう。

2-3.2階の床面積が小さくなる

吹き抜けを作ると、2階の床面積が小さくなります。とくにそれほど広くない家の場合、2階の収納が少なくなるなどの問題が出る可能性があるでしょう。吹き抜けを作ったことで、部屋の数や広さが十分に確保できず、後悔するという結果にもなりかねません。

吹き抜けを作る場合には、設計時の打ち合わせ時点で、2階に必要な部屋数や広さが確保できているかどうか確認することが大切です。住む家族の人数やお子さんの数、必要な収納の量を検討してから、吹き抜けの有無を決めましょう。

3.吹き抜けのある部屋の寒さ対策・暑さ対策のポイント

先ほどご説明したように、吹き抜けのある部屋は冷暖房の問題が課題です。これらの対策をしておかなければ、夏は暑く冬は寒くなってしまい、過ごしにくい家になってしまいます。

この寒さや暑さ対策には全館空調がおすすめです。三菱地所ホームの全館空調「エアロテック」はたった1台のコンパクトな室内機で、24時間365日、家中すみずみまで換気しながら、清潔な空気と快適な温度で室内環境を保つことができます。部屋ごとに温度調整ができるので、日当たりなどの要因に影響されることなく、快適な室温の維持が可能です。

また、個別エアコンを各部屋に設置するより、電気代を節約できるのも、エアロテックの魅力です。

4.高い場所にある吹き抜けの掃除方法

吹き抜けの問題点は、高い場所にある天井や壁、窓、照明についたホコリやクモの巣の掃除が難しいことです。吹き抜けは高所のため、脚立作業により掃除に危険が伴います。そのため、専門の掃除業者を呼ばなければ難しいと思われがちです。

しかし、吹き抜けの掃除は、日常的なものであれば、個人でもある程度できます。最近では柄を5mまで伸ばせるワイパーやスポンジなどにより、日常的なホコリの掃除は十分可能です。一般的な家庭でも、日常的にお手入れできていれば、大掛かりな掃除が必要にならずにすみます。

エアロテックの家は常に空気を循環し換気しているので、一般的な住宅と比べても、ホコリが積もりにくくなっています。吹き抜けは掃除のしにくさがネックではありますが、日常的なお手入れをきちんとしておけば、十分にきれいな状態を維持できるでしょう。

5. 吹き抜けがある家の実例集

吹き抜けがある家はおしゃれな家が多いですが、実際にどのような家が作れるのか、三菱地所ホームでの実例を紹介します。

5-1.開放感のあるリビング

オーナーさま邸

こちらはヨーロッパのおしゃれなカフェのような空間を作りたいという要望から生まれたお家です。外観はネイビーとホワイトのツートンカラー、ダイニングキッチンにはシャンデリアとアンティーク家具を配置し、全体の世界観が統一されています。

2階のリビングから3階にかけては吹き抜けがあり、吹き抜けの天井には花柄の壁紙、照明や3階のアイアンもアクセントに。吹き抜けをよりおしゃれに演出しています。

5-2.2階にいる家族の気配を感じられるリビング

瀬田ホームギャラリー

こちらは高さ約5m、広い吹き抜けに大きなFIXの窓を配置することで、より開放的な印象を与えられるリビングです。吹き抜けの壁には棚が設置され、好きなインテリアや小物を飾れるようになっています。

リビングのサッシから、テラスにすぐ出ることができ、広々とした空間で家族が思い思いに好きな時間を過ごせます。2階にあるパレットルームは吹き抜けのそばにあり、インターネットや映画も自由に楽しめるでしょう。

5-3.照明がおしゃれな吹き抜けダイニング

オーダーグラン赤坂

こちらの空間は間接照明やリサイクルガラスを活用した照明器具を使い、優しさや温もりを演出した吹き抜けが特徴です。吹き抜けの下はダイニングになっており、棚にはボトルをたくさんストックできます。

照明や植栽の配置にもこだわり、まるでバーのような佇まいで、優雅な時間が過ごせる空間です。玄関には石張りの床、リビングはオーバル形状の天井を採用し、素材の持ち味を生かしたラグジュアリーな空間になっています。

6.吹き抜けのある家の新築に迷ったらハウスメーカーに相談しよう

オーダーグラン赤坂

吹き抜けはメリットとデメリットの両方があり、家族の家に対する要望や生活スタイルによって取り入れるべきかどうかが変わります。そのため、吹き抜けの導入はハウスメーカーに相談することが大切です。

吹き抜けを取り入れたい場合には、三菱地所ホームをご検討ください。全館空調エアロテックにより、吹き抜けのある広い空間でも、ずっときれいな空気で快適な室温を保てます。

ぜひ、ホームギャラリーにてその快適さを体感してみてください。

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