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土地探し | 2022.01.12

土地探しから始める注文住宅設計|土地探しのポイントや注意点について解説

家づくり土地新築

注文住宅を建てるにあたって、どんな場所に住むかを決める土地探しは非常に重要なプロセスです。しかし、どうやって土地を探せばいいのかなど考えることが多すぎて、なかなか前に進めないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、注文住宅向けの土地を探す方法や土地探しのポイント、土地選びにおける注意点など紹介します。

1.入居したい時期から考える土地探しの最適な時期

建物の規模や工法によって変わりますが、土地を決めてから注文住宅が完成し、実際に入居するまでの期間は1~2年程度です。この期間を踏まえながら、いつまでに土地探しを終えるべきか目安をつけなければなりません。

土地探しの期間は、一般的に3〜6ヶ月程度、長い場合は1年以上かかることもあります。

「子どもが進学するまでには…」など入居したい時期が明確なら、遅くとも入居希望日の1年半前には土地探しをスタートしたほうがいいでしょう。

2.希望の土地を探す4つの方法

土地を探すためには、情報収集に取り組むことも大切です。土地探しの4つの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

2-1.現地を歩いて「売地」を探す

売却中の土地には「売地」「売物件」などと書かれた看板が立っていることが多いため、その看板を探しながら現地を歩く方法は単純ながら効果的です。場合によってはインターネット上に掲載されていない、掘り出し物の土地が見つかる可能性もあります。

また、土地だけではなく周辺環境も一緒に調査できるので、住みたいエリアが決まっているなら特に有効といえるでしょう。

ただし、この方法は労力がかかるため、時間に余裕がないときはほかの方法を選んだほうが無難です。

2-2.インターネットで探す

パソコンやスマートフォンが普及している現代、土地探しもインターネットを使った方法が主流です。土地情報のポータルサイトや不動産会社のホームページなど、土地探しに役立つサイトは数えきれないほど存在します。

インターネットは情報量が豊富なうえ、エリア・価格・面積など検索条件も細かく設定できるため、スムーズに探せることがメリットです。

ただし、インターネット上の情報は誰でも閲覧できるので、悩んでいるうちに土地が売れてしまう可能性もあります。

2-3.不動産会社に依頼する

土地の情報量という観点で考えると、不動産会社に依頼するのも有効な方法です。情報量が多いだけではなく、まだ広告に掲載されていないレアな土地情報が得られる可能性もあるので、思わぬ収穫にも期待できます。

また、土地購入に関する疑問や不安があれば、不動産会社のスタッフに相談できることもメリットです。

その一方、不動産会社で土地購入の手続きを、ハウスメーカーで住宅建築の手続きを行なわなければならないので、手間がかかるというデメリットもあります。

2-4.ハウスメーカーや工務店に依頼する

ハウスメーカーや工務店に依頼すると、住みたい家のイメージやその土地に建てる住宅の構造などを踏まえながら、希望の土地探しを手伝ってくれます。住宅のプロならではの視点を活かした、土地の規制や条件に関するアドバイスを受けることが可能です。

また、土地購入と住宅建築の手続きにおける窓口を一本化できるため、スムーズに進められることもメリットといえます。

3.注文住宅用の土地探しのポイント

注文住宅用の土地を初めて探す場合、どのような流れで進めるべきか迷ってしまうかもしれません。そこで、土地探しのポイントを紹介します。

3-1.予算総額から土地にかける費用を考える

注文住宅用の土地を探すときは、まず全体の資金計画を立てたうえで総予算を明確にし、土地にどれくらいのお金をかけられるのか考える必要があります。
「総予算から建築費や諸費用を差し引いた金額=土地購入にかける費用」です。

資金計画を立てなかった場合、予算オーバーのリスクも高まるので、先にしっかり準備してから土地探しを始めましょう。

希望の住宅を建てるための建築費や諸費用が知りたいなら、ハウスメーカーに相談するのがおすすめです。

3-2.希望の条件を書き出す

家族の希望の条件がまとまっていないと、良い土地が見つかってもすぐ購入を決断できず、購入の機会を逃してしまう可能性があります。

土地の広さに加えて、以下のようなポイントを確認しましょう。

  • エリア区分(市区町村、子どもの学区など)
  • 交通の利便性(最寄り駅からの距離、通勤手段など)
  • 雰囲気(閑静な住宅街かどうかなど)

また、見落としがちなポイントが老後の生活イメージです。スーパーや病院に通うための公共交通機関が徒歩圏内にあるかなど、車を手放したあとの生活も想定しておきましょう。

3-3.土地にかかる制限や地盤を確認する

土地には建築基準法に則った規制がかかっており、その制限を超える建物は建てられません。そのため、希望の家を建てられる土地かどうか、事前に確認することが大切です。

また、地盤が緩いと地盤改良の費用も高額になりやすいですが、地盤調査以外の方法でもハザードマップや地盤調査マップを掲載しているサイトを見れば、参考までに確認できます。ハウスメーカーに相談すれば、建築基準法の規制も含めてアドバイスが受けられるでしょう。

さらに、土地を下見するとき、近所の人にその土地の歴史を伺うという手もあります。仲介業者が知らない、知っていてもあえて話さない情報を掴めるかもしれません。

4.押さえておくべき土地選びの注意点

理想の注文住宅を建てるためには、良い土地を手に入れなければなりません。そこで、土地選びの注意点と対策方法も紹介します。

4-1.日当たりの良さを確認する

日当たりの良さは土地選びにおける基本事項なので、しっかり見極める必要があります。日当たりが悪い場合、部屋が暗くなるのはもちろん、洗濯物も乾きにくくなるからです。さらに、家族の心身にも悪影響が生じかねません。

原則として高い建物が近くに存在する場合、日当たりが悪くなっている可能性もあるため、周囲の建物にも目を向けておきましょう。

また、日当たりを確認するときは現地に赴いたうえで、朝・昼・夕すべての時間帯でチェックすることも大切です。

4-2.周辺環境や交通量を現地で確認する

快適な暮らしを実現したいなら、土地を取り巻く周辺環境や交通量を確認することも大切です。地図を見ただけではわからない点も多いので、日当たりと同じく現地に赴いて調査しましょう。

例えば、目の前に道路があると、交通量の増加によって渋滞が発生したり、夜中にバイクの音がうるさくて眠れなくなったりする可能性があります。

また、時間帯によって状況が変わるケースも多いため、できれば朝・昼・晩と時間を変えて確認したいところです。

4-3.古家付きの物件は解体費用について確認する

古い建物が建っている「古家付き」の土地物件は、一般的な相場よりお手頃価格で売り出されています。しかし、このような土地に注文住宅を建てる場合、古い建物の解体費用などが別途必要になるため、想定以上のコストがかかるかもしれません。

また、土地によっては「再建築不可」の可能性もあるので、あらかじめよく確認しておきましょう。

4-4.建築条件付きの土地ではないか確認する

土地選びを進めていると「建築条件付き」という土地物件にも出会う可能性があります。このような土地もお手頃価格ですが、購入するためには「土地売主が指定する建築会社と一定期間内に建築工事請負契約を結ぶ」という条件を満たさなければなりません。

間取りや設備は自分で決められるものの、指定の建築会社が提供している範囲内でプランを決めることになるため自由度は低くなります。

4-5.希望条件に優先順位をつける

土地選びで希望条件を明確にすることは重要ですが、自分たちの希望を100%満たせる土地に巡り合うことはなかなか困難です。実際、希望条件へのこだわりが強すぎて、何年も土地を探し続けている人も存在します。

土地探しをスムーズに進めるためには、希望条件に優先順位をつけて、どこかで折り合いをつけることも大切です。「絶対に譲れない条件」と「ある程度まで妥協できる条件」を振り分けておけば、購入後に後悔することもなくなるでしょう。

5.住みたい家を基準に土地を探すならハウスメーカーへ

オーダーグラン赤坂

土地購入は高い買い物であり、なおかつ今後の暮らしにも影響するため、なかなか決断できないかもしれません。

このような場合、一度ハウスメーカーに相談してみることをおすすめします。理想的な住宅プランを提案してもらえるのはもちろん、必要な土地の広さや費用の目安まで明確にすることが可能です。

三菱地所ホームでは、三菱地所グループのネットワークを活かして、土地探しをサポートしています。土地探しから注文住宅の建築まで、すべてお任せください。

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