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プライバシーと開放感を両立するバルコニー空間

注文住宅 | 2024.03.22

バルコニーは必要?メリット・デメリットやおすすめの設備を紹介

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バルコニーはおしゃれでBBQや家庭菜園などの趣味も楽しめる空間であるため、憧れる人も多いでしょう。しかし、コスト削減や室内干しを利用する人が増えたことで、バルコニーをつけない人も増えています。

この記事では、バルコニーをつけるべきか迷っている人に向けて、バルコニー設置のメリットとデメリットを解説します。

1.バルコニーとは?ベランダやテラスとの違いについて

開放的で広いバルコニー

バルコニーとは、2階以上の場所に設置される屋根のない屋外スペースのことです。階下の屋根部分を利用するルーフバルコニーや、屋上部分を利用した屋上バルコニーなどがあります。

ベランダとは屋根や庇がある屋外スペースです。庇や屋根があることで、雨が入りにくい空間になっています。また、設置場所は1階でも2階でもよく、設置場所を問いません。

テラスは1階の部屋から外にせり出して作られた空間です。部屋と同じ高さでバルコニーと同じく屋根はありません。1階にあることで、庭と地続きで空間を作れ、より開放的な空間を演出できます。

バルコニーと言葉の意味は似ていますが、設置場所や屋根や庇の有無に違いがあります。

2.バルコニーを作るメリット

白いシャツを洗濯をする女性

バルコニーを作るメリットは日当たりのよさや、プライベート空間として活用できることです 。ここでは、具体的なメリットについて解説します。

2-1.日当たりがよく洗濯物を干せる

バルコニーがあるメリットは、日当たりのよさです。ベランダより空間を広くとりやすいため洗濯物に加え、布団のような大きなものも問題なく干せます。

バルコニーそのものに加え、隣接する部屋にも、人が出入りできる大きな窓が設置されるため採光性が上がります。そのため、部屋とバルコニーが開放的になることがメリットです。また日当たりがよくなることで、湿気が少なくなり、カビなども生えにくくなります。

関連記事:洗濯物干し以外にも!新築時にサンルームを設置するメリットと費用相場について

2-2.プライベートな屋外空間として活用できる

人の多い住宅密集地や隣家との距離が近い都心部の場合、庭が作りにくく、屋外の活動が難しいこともあるかもしれません。バルコニーであれば人目につきにくくする工夫を施せるため、プライベートな屋外空間としても活用できます

下の画像はルーフバルコニーを設置した三菱地所ホームでの施工事例です。屋上を利用することで、開放的でありながら、人目につきにくいプライベート空間を実現しています。

三菱地所ホームで提案した、ルーフバルコニーで実現したプライベート空間

バルコニーをアウトドアリビングとしてくつろげる空間にすることや、家庭菜園やガーデニングを楽しむこともできるでしょう。また、屋外でBBQをすることもできます 。

このように、趣味を楽しみつつ、プライバシーを確保したい場合に、ルーフバルコニーはおすすめです。

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関連記事:アウトドアリビングとは?|間取りの実例と楽しみ方、作る際の注意点

2-3.下の階の日除けや雨除けになる

バルコニーは下の階の日除けになります。下の階の日の光や雨を遮るため、夏の冷房効率が上がり、雨音が響きにくくなることがメリットです。そのため、リビングの真上をルーフバルコニーにすると、快適な空間になるでしょう。

また、玄関ポーチの上階部分にバルコニーがある場合、庇を大きく取りやすいため、玄関前の雨除けになります。

3.バルコニーを作るデメリット

デッキ掃除

バルコニーは開放的で魅力ある空間ですが、メンテナンスや費用の問題があり、メリットばかりではありません。どのようなデメリットがあるか、次で解説します。

3-1.掃除やメンテナンスをしなければならない

バルコニーは定期的な掃除やメンテナンスが欠かせないことがデメリットです。

バルコニーは屋外空間のため、砂埃や落ち葉が溜まりやすく、定期的に掃除をしなければ、排水溝が詰まってしまいます。そのまま放置すると雨漏りの原因にもなるため、こまめな掃除が必要です。

また、バルコニーの床部分には防水加工がされていますが、10〜20年でメンテナンス工事が必要になります。そのための工事費用についても事前に調べておくことが大切です。

定期的な手入れや管理ができない場合、バルコニーを持て余してしまう可能性があります。

3-2.建築費用がかかる

バルコニーの設置には建築費がかかることがデメリットです。バルコニーを施工するためには、その空間を部屋にする場合と比較すると、防水加工や排水設備の設置などの工事費用などが余分にかかります。

また、防水加工は10〜20年で再度メンテナンス工事が必要です。建築時点での費用だけではなく、将来的な費用も事前に計算に入れておく必要があります。

バルコニーにそこまでの費用をかけるべきか、家族でしっかりと検討しましょう。

4. あると便利!バルコニーに取り入れたい設備

屋外家具を置いてくつろげるバルコニー

バルコニーは設備を追加で入れることで、より快適な空間になります。ここでは、バルコニーに取り入れたい設備とそのメリットについて解説します。

4-1.シェード

シェードは日除けや目隠しに役立ちます。バルコニーに取り付け、日差しを遮れば、バルコニーそのものに加え、階下の部屋の温度上昇も抑えられることがメリットです。目隠しとして利用できるため、プライバシーの確保という面でも役立ちます。

デザイン性が高いものも多いため、エクステリアとして部屋の外部を彩り、華やかさを演出することも可能です。

4-2.物干し竿

洗濯物を干す用途でバルコニーを使いたいのであれば、物干し竿とその設置スペースを確保しましょう。バルコニー用の物干しを壁面に設置するのが省スペースかつ、部屋をスッキリ見せられるため、おすすめです。

洗濯物を仮に干さない場合でも、布団の天日干しをする場合には物干し竿があれば重宝します。使うかどうかわからないという場合には、折りたたみ式のタイプや置き型タイプのものを導入することも検討しましょう。

4-3.目隠しフェンス

目隠しフェンスがあれば、周りからの視線が気にならなくなり、屋外でありながらプライベート空間を作ることができます 。

建築基準法には規定がありませんが、民法235条で住宅密集地のような近隣と距離が近すぎる家の場合には目隠しの設置を請求することが可能となっており、目隠しの有無で近隣のトラブルになる可能性があります。最初に目隠しについて、ハウスメーカーと相談しておくと安心です。

外観の印象にも影響があるため、新築時に設置すると、無駄なく魅力的な外観にすることができます 。

4-4.収納家具

バルコニーには収納家具を設置することで、屋外空間をスッキリと整理することがおすすめです。BBQや家庭菜園などをする際には、そのような道具を1箇所にまとめられます。屋外で使用した汚れたものを屋内に持ち込むことなく、屋外で収納管理することができます。

また、家全体の収納量が増えることで、屋内空間をスッキリとさせる効果も期待できるでしょう。

5.バルコニーをおしゃれにするためのポイント

せっかくバルコニーを設置するからには、少しでもおしゃれにしたいものですよね。バルコニーをおしゃれにするためには、バルコニーの色を外壁や屋根、玄関ドア、サッシなどと揃えると統一感が生まれます。

開放的で広々としたバルコニー

こちらは外壁と床のタイル、サッシとバルコニーの柵の色を統一しています。このように色を揃えることで、バルコニー全体の印象を揃えることが可能です。

また、床面をタイルにすることで、室内との一体感を生み出し部屋をおしゃれに演出できます。

大型サッシによって一体感の生まれるリビングとバルコニーを

室内の床とタイルの色を同系色のものにすることで、まとまりが生まれます。

タイルではなくウッドデッキの場合は、ウッドデッキと室内のフローリングを揃えると、空間を広く感じさせる効果があるためおすすめです。

バルコニーに椅子や机、観葉植物などの緑をおくと、カフェのような雰囲気になり、外で過ごす時間がより楽しくなるでしょう。

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6.利用目的をはっきりさせてバルコニーを作ろう

プライバシーと開放感を両立するバルコニー空間

バルコニーはおしゃれで魅力的な空間ですが、利用目的が明確になっていない場合、あまり使われず、ただの物置になってしまい、後悔することがあります。

そのため、具体的な使い方のイメージを作っておき、それにあわせてバルコニーの大きさや設置するものを決めることが大切です。

 

三菱地所ホームでは、アウトドアリビングのような屋外を上手に活用した施工事例やオーダーグラン赤坂や、オークラランドホームギャラリーのように屋外空間を快適に演出したモデルハウスが多数あります。

バルコニーの設置を検討している方は、この機会にぜひモデルハウスに足を運んでみてください。

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