インテリアに観葉植物を取り入れると、クリーンで明るいイメージを演出できるだけではなく、視界に占めるグリーンの割合「緑視率」が向上します。室内の緑視率を高めると、疲労軽減や安らぎといった効果を得られるため、健康促進につながることがメリットです。
今回の記事では、インテリアに適した観葉植物の選び方、人気の観葉植物やコーディネート方法など紹介します。
1.インテリアに適した観葉植物の選び方
観葉植物と一口にいっても多種多様なので、下記のポイントを踏まえつつ、インテリアに適したものを選ぶ必要があります。
1-1.育てやすいかどうか確認する
観葉植物は育てやすい品種が多く、初心者でも気軽に取り入れることができます。ただし、日光の確保には注意しなければなりません。
原則として植物は光合成を行うことで成長するため、日当たりの良い場所に置く必要があります。どうしても日陰になる場所しか確保できない場合、耐陰性のある(日陰でも光合成できる)観葉植物を選びましょう。
また、日当たりが強すぎると、逆に傷んでしまう可能性もあるため、部屋の方角やカーテンも考慮したいところです。
1-2.近くのインテリアとマッチする高さ・大きさを選ぶ
観葉植物は大きな店舗で見ると小さく見えてしまうことが多いので、サイズに注意する必要があります。実際、家に持ち帰ったら「大きすぎて部屋に置けない」という失敗談も少なくないため、事前確認は必須です。
あらかじめ置き場所の面積や高さ、観葉植物自体の大きさを把握してから購入すれば、後から持て余すような事態を防げるので、安心できるでしょう。
また、観葉植物は鉢に入った状態で販売されているため、鉢のサイズも忘れずに確認しましょう。
1-3.花言葉や風水から選ぶ
観葉植物は品種ごとに花言葉がつけられているため、ぜひチェックしたいポイントです。お気に入りの言葉がついたものを選べば、より愛着が持てるようになるでしょう。
また、観葉植物には風水効果があるため、それを踏まえて選ぶのも一案です。品種によって異なりますが、金運アップや恋愛運アップ、厄除けといった効果が見込めるといわれています。
なお、風水は場所や方角によっても効果が変わるため、どこに置くかも考慮しましょう。
2.インテリアにピッタリの観葉植物6選
インテリア向けの観葉植物をそれぞれ特徴や花言葉を交えて紹介するので、ぜひ購入の参考にしてみてください。
2-1.【大型】モンステラ
モンステラは南国の雰囲気が漂っている、人気の高い観葉植物です。特に切れ込みが入った大きな葉は迫力があり、成長による変化の楽しさも感じさせてくれます。
また、モンステラは大きくなると乾燥に強くなるため、比較的育てやすいこともポイントです。直射日光を避けつつ、日当たりの良い場所に置きましょう。
なお、花言葉は「嬉しい便り」「壮大な計画」です。
2-2.【大型】パキラ
パキラは大きな手のような葉と、ずっしりとした幹が特徴的な観葉植物です。金運アップの効果があるといわれていることから、別名「MoneyTree」とも呼ばれています。
日当たりの良い場所に置くのが基本ですが、寒さに弱いため、冬場は水やりの回数を減らすなど対策を講じましょう。
ちなみに花言葉は「勝利」「快活」です。
2-3.【小型】アイビー
アイビーは明るいグリーンの葉、マーブル模様の葉などバリエーションに富んでいるツル性の観葉植物です。強健かつ生育旺盛であり、夏場・冬場の屋外でもどんどん成長していきます。
また、アイビーは耐陰性があるため、日陰に置いても問題ありません。ただし、乾燥でハダニが発生するので、定期的に葉水(はみず)を行いましょう。
花言葉は「永遠の愛」「友情」です。
2-4.【小型】サボテン
コンパクトな観葉植物を飾りたいなら、サボテンがおすすめです。多肉植物ならではの独特の外観はデザイン性が高く、多くの方々から愛されています。
サボテンを育てる場合、日当たりと風通しの良い場所が必要です。春・秋は午前中、夏は夕方以降、冬は昼間に水やりをしましょう。
なお、花言葉は「温かい心」「枯れない愛」です。
2-5.【吊るす】ポトス
吊るすタイプの観葉植物は「ハンギンググリーン」と呼ばれていますが、ポトスはその定番です。生い茂るツルや斑入りの葉が特徴であり、好みの長さにカットして楽しむこともできます。
また、ポトスは耐陰性があるため、非常に育てやすいことも魅力です。高温多湿を好むので、水やりはしっかり行いましょう。
花言葉は「永遠の富」「華やかな明るさ」です。
2-6.【吊るす】スイカペペロミア
スイカペペロミアはその名の通り、葉っぱの外観がスイカに似ている可愛らしい観葉植物です。「ペペロミア・アルギレイア」という名称で呼ばれることもあります。
耐陰性があるので日陰に置けるほか、育ってからもそれほど広いスペースを必要としないため、初心者にもおすすめです。
なお、ペペロミアの花言葉は「かわいらしさ」「艶やか」となっています。
3.家を建てる前に。観葉植物との暮らしを設計する魅力
三菱地所ホームの「BOTANICAL RELAXATION」では、後から付け足すのではなく、建築とグリーンを一体で考える新しい家づくりを提案しています。
グリーンのある生活を建築時に設計することで、どのようなメリットが生じるのか詳しく解説します。
3-1.建築とグリーンを一体化させたデザインが可能
「BOTANICAL RELAXATION」では、居住者の感じ方や緑視率、空間の使い方などを意識して、グリーンの種類・量・位置や照明の配置、風の通り道をデザインしています。建築とグリーンを一体化させて、植物が持つ自由な感覚や瑞々しい生命の輝きを演出していることが特徴です。
目で見て、音で聞いて、香りを楽しみ、手で触れて、家中どこにいても自然を感じられる健康的で豊かな暮らしができる住宅を、心を込めて一邸一邸デザインします。
三菱地所ホームでは、浜田山ホームギャラリー・平沼橋ホームギャラリー・さいたま新都心ホームギャラリーなど各ホームギャラリーで「BOTANICAL RELAXATION」を取り入れています。
3-2.植物が美しく育つ環境を整えることができる
三菱地所ホームの全館空調システム「エアロテック」を取り入れた住宅は、植物にとっても快適な環境を作り出します。
植物が育つためには“風通しを良くすること”が重要ですが、最近の住宅はほぼすべて高断熱・高気密です。密閉された空間は、植物の葉が変色して病気になったり、水やり後に土が乾かずカビやキノコが生えたりする原因となります。また、根腐れを起こして枯れてしまうことも珍しくありません。
一方、エアロテックの住宅は1年中ずっと新鮮な空気および快適な温度を保てるので、気持ちよく植物が育ちます。人間によって心地よいと思える環境が、植物にとっても心地よいことが実感できるでしょう。
植物の生育が良いということは、それだけエアロテックの換気と一定した温熱環境が良いという強みであり、それこそ“風通しの良い家”なのです。
4.観葉植物をインテリアに取り入れたコーディネート事例
「BOTANICAL RELAXATION」における観葉植物のコーディネート事例も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
4-1.ファウンテンガーデンテーブル
グリーンと水を組み合わせた、独特なデザインのガーデンテーブルです。テーブルの足元を覆うペペロミアやプテリスといった観葉植物と、水の揺らぎやさらさらと流れる水音のコラボレーションにより、風情のある優雅な雰囲気を演出しています。
自宅のリビングを自然豊かな公園のように変えられるので、ゆったり過ごせる憩いの場となるでしょう。
4-2.グリーンシェルフ
随所にディスキディアやシェフレラなどの観葉植物を取り入れた、程良い透過性を持つシェルフです。キッチンやリビングといった空間を“隔てながらつなぐ”デザインにより、グリーン越しに家族の存在を感じることができます。
また、シェルフ自体がインテリアの主役となる存在感を持っているので、訪れた人の目を大いに引くことでしょう。
4-3.グリーンシャンデリア
ポトスやグレープアイビーで包み込むようにデザインされた、自然の色彩を感じさせるシャンデリアです。頭上のグリーンは居住者の視線をさりげなく上へと誘導するので、心のゆとりや優雅なひとときを作り出してくれます。
また、葉やツルのふわりとした揺らぎ、宙に浮かぶ独特のシルエットは、インテリアにさらなる美をもたらすでしょう。
5.観葉植物をインテリアに取り入れて明るい空間を作ろう
インテリアに観葉植物を取り入れると、明るく健康的な空間になるのはもちろん、緑視率の向上によって心身への良い影響も期待できます。観葉植物は品種によってサイズや特徴が異なるため、どの場所・どのような環境に置くかを踏まえて選ぶことが大切です。
三菱地所ホームでは、建物とグリーンを一体化させた「BOTANICAL RELAXATION」の住宅を作り出しています。ぜひ各地のホームギャラリーに足を運んでいただき、グリーンの美しさや豊かさを体感してみてください。