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注文住宅 | 2022.08.03

完全自由設計で理想の注文住宅を。フルオーダーとセミオーダーの違いとは

新築家づくり間取り完全自由設計

注文住宅を建てるにあたって、思ったより自由度が高くないと感じることがあるかもしれません。実はハウスメーカーによって自由設計の自由度は異なるため、必ずしも理想の間取りやデザインを実現できるとは限らないのです。

そこで今回は、注文住宅におけるフルオーダーとセミオーダーの違いを踏まえつつ、フルオーダーの建築実例を紹介します。

1.注文住宅における完全自由設計(フルオーダー)とは

一般的に注文住宅で家を建てる場合、間取り・設備・デザイン・仕様などすべて自由に決められると思われがちです。しかし、実際はハウスメーカーによって自由度には差があります。

完全自由設計は「フルオーダー住宅」とも呼ばれていますが、その名の通り間取りやデザインを一から設計できることが特徴です。法律との兼ね合いや技術的な問題をクリアすることが前提ですが、自分の要望を余すことなく反映できるので、世界に1つだけの住まいが手に入ります。

細部までこだわりたい、自分だけの家を建てたいなら、完全自由設計(フルオーダー)を選びましょう。

2.一部注文住宅(セミオーダー)と企画住宅、それぞれの特徴や違いについて

完全自由設計のフルオーダー住宅に対して、基本的な仕様が決まっている一部自由設計の住宅は「セミオーダー住宅」と呼ばれています。

セミオーダー住宅ができた背景には、フルオーダー住宅と企画住宅のいいとこ取りを目指したというきっかけがあります。

企画住宅とは、あらかじめ用意された「規格」に沿って建てる住宅のことです。すでに規格が決まっている分、セミオーダー住宅より自由度が低くなります。

企画住宅の場合、すべての家族の要望を満たせるとは限りません。セミオーダー住宅では、一部(間取りだけ、設備だけなど)を自由設計にすることで、コストを抑えつつ要望により近い住宅を提供できます。

3.フルオーダー住宅とセミオーダー住宅のメリット・デメリット

フルオーダー住宅とセミオーダー住宅の特徴を踏まえつつ、メリット・デメリットをそれぞれ紹介するので、ぜひご確認ください。

3-1.フルオーダー住宅のメリット・デメリット

フルオーダー住宅のメリットは、なんといっても間取りやデザイン、仕様に至るまですべて自由に決められることです。細部まで自分の要望を反映できるので、特にこだわりが強い方にはピッタリと言えるでしょう。

さらに、自由度が高い分、セミオーダー住宅だと建築が難しい変形地や狭小地に対応できることもメリットです。

一方、デメリットとしては設備や仕様などにこだわりすぎて予算オーバーしやすいこと、決める項目が多く打合せに時間を要することが挙げられます。また、設計が複雑になると、工期が長引きやすいことにも注意が必要です。

ただし、不要な部分を自由に減らせるため、こだわりどころに優先順位をつけて設計・建築すれば、メリハリをつけて資金管理ができるでしょう。

3-2.セミオーダー住宅のメリット・デメリット

セミオーダー住宅は設計上のルールがフルオーダーよりも細かく決められていたり、設備や仕様はハウスメーカーがセレクトした範囲から選ぶことが多いため、建築コストを抑えることができたり、工期を短縮しやすいことがメリットです。打合せの時間や回数も減らせるので、建築主にかかる金銭的負担・時間的負担は少なくなります。

一方、細かい仕様について選択肢が限られる場合もあることはデメリットです。もちろん、ハウスメーカーによって選択肢の幅は異なりますが、フルオーダー住宅と比べるとどうしても自由度は落ちてしまいます。

また、変形地や狭小地では家を建てられない、仕様上の問題から寒冷地に対応できない可能性があるといった点にも注意しましょう。

4.フルオーダー住宅の費用感・予算相場

フルオーダー住宅の場合、建築主のこだわりが強くなるほど、費用も高くなる傾向にあります。予算が少ない場合、こだわりを取捨選択する必要も出てくるでしょう。

ただし、設計の自由度が高い分、不要な部分を減らした状態で建築しやすいので、工夫すれば予算内に収めることは決して難しくありません。

詳しい価格はハウスメーカーによって異なるので、直接問い合わせて確認することをおすすめします。費用感や予算相場を押さえたうえで、無理のないプランを立てることが大切です。

5.よくあるハウスメーカーの”オリジナル仕様”について

注文住宅におけるオリジナル仕様として、ハウスメーカー独自の建具・建材を用いて設計しているケースも数多く見受けられます。海外で流行しているデザインを取り入れたり、健康に優しい自然素材を採用したりするなど、バリエーションは多種多様です。

オリジナル仕様は確かにそのハウスメーカーでしか使われていないので、オリジナル感はあります。ただし、同じハウスメーカーが建てた住宅であれば、デザインが似てしまう可能性もあるでしょう。

6.標準仕様とオプション仕様の違いに注意

標準仕様とは、住宅に欠かせない窓・屋根・外壁といった部分に対して、ハウスメーカーがあらかじめ設定したグレードです。

一方、オプション仕様は標準仕様のグレードアップや新たな設備の追加など、建築主のこだわりを実現するために用意されています。

セミオーダー住宅は標準仕様や規格が決まっているため、一般的に費用を抑えやすいと言われていますが、オプション仕様を加えると高額になりがちです。どこまでが標準仕様で、どこまでがオプション仕様なのか、事前にしっかり確認しましょう。

7.世界にたった1つ!完全自由設計の建築実例

ここまでの内容も踏まえつつ、完全自由設計の建築実例を紹介します。フルオーダー住宅を検討しているなら、ぜひ参考にしてみてください。

7-1.5000冊もの蔵書を壁一面のインテリアに

オーナー様邸

こちらのフルオーダー住宅は、なんといっても壁一面に設置された書棚が目を引きます。読書が好きな建築主様が集められた5,000冊以上の蔵書がきれいに並べられており、自分だけの特別な図書館のようです。自慢の蔵書とモダン・アートに囲まれながら過ごす時間は、何ものにも代えがたい至福のひとときでしょう。

また、友人たちと室内楽の演奏を思う存分楽しめるよう、壁や仕切りを極力減らして広いスペースを作っていることも特徴的です。

7-2.リゾートホテルのような空間を我が家に

オーナー様邸

“港”や“船”をイメージして設計された、独創性あふれるフルオーダー住宅です。1階部分はリゾートホテルのように開放的なデザインを採用しており、ジャグジーバスやサウナといった設備も取り入れています。

一方、2階・3階部分は生活空間と切り分けて設計しているため、安らぎとメリハリのある生活を実現させている住まいです。また、全館空調システム「エアロテック」の採用により、家中の室温を一定に保てるため、どこにいても快適に過ごせます。

7-3.部屋いっぱいに広がる心地よい音楽

オーナー様邸

こちらのフルオーダー住宅は、楽器好きのご家族の要望に合わせて設計しています。「ホームパーティーで音楽を楽しめる家」というコンセプトに基づく、広々としたリビングダイニングがこだわりポイントです。実際、入居してからホームパーティーを開催する機会が増えたようです。

高断熱・高気密設計で建てられていることもあり、1年を通して快適に過ごせるのはもちろん、外部へと音が漏れにくいため、安心して音楽を楽しめる住まいです。

7-4.ライフスタイルを充実させるこだわりの空間

オーナー様邸

快適な暮らしを実現させるとともに、ライフスタイルの充実を図ることも目的に設計されたフルオーダー住宅です。機能性とデザインを追求したキッチン、車4台を保管できる広いガレージ、大型スクリーンを設置したゴルフ練習場など、こだわりポイントが随所に見受けられます。

また、白を基調としたデザインや自然光を取り入れる空間設計により、室内は明るく過ごしやすい空間となっています。リビングも広々としているため、気軽にホームパーティーを開催できるでしょう。

8.三菱地所ホームの完全自由設計で家族の理想を叶えよう

新宿ホームギャラリー

完全自由設計であるフルオーダー住宅なら、自分やご家族にとって理想の住まいを実現可能です。

三菱地所ホームでは、お客様1人ひとりのご要望に合わせた、夢をカタチにする完全自由設計での家づくりを提供しています。さらに、標準仕様として全館空調システム「エアロテック」を採用しているため、部屋ごとの温度ムラや空調効率を気にせず、壁や間仕切りの少ない開放的な空間を、自由に設計できることも大きなメリットです。

ぜひ三菱地所ホームのホームギャラリーにご来場いただいて、自由設計の「差」を感じてください。

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