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注文住宅 | 2021.04.30

新築の外観をおしゃれに! シンプルモダンなど実例と失敗しない選び方

新築外観

家の外観は、その家の顔ともいえます。心から気に入った外観が作れるよう、人気のデザインやトレンドを知るとともに、外観の決め方や注意点を学び、おしゃれな外観の家を手に入れましょう。
後悔したくない家づくりだからこそ、失敗しないためのポイントを押さえておくことが大切です。

1.新築の戸建ての外観で人気のデザインは?

1-1.シンプルモダン

最近の新築デザインの主流です。凹凸の無い直線的なシルエットが多く、余計な装飾をせずスッキリしているところがおしゃれさのポイント。直線を基本としつつ、あえて曲線のR壁やモノトーンの外壁でモダンさを演出する場合もあります。
他の家と被りにくくコストを抑えられる上、長く愛せるデザインです。

1-2.ナチュラル

やわらかで、自然に調和するナチュラル系のデザインも人気です。
ホワイトやベージュ系カラーを基本に、暖かみのあるイメージが魅力。自然素材を使った家を建てる際にも検討されることが多いデザインです。

1-3.和モダン

和のデザインに現代の新しい建築を加えたデザインは、何といっても日本人の心に馴染みます。若い世代から年配まで幅広い年齢層の家庭に愛されるため、二世帯住宅の外観としても人気です。格子やルーバー、木の自然な質感を取り入れたりすることも多いです。特に寄棟(よせむね)と呼ばれる屋根の形は4方向に傾斜があり、落ち着いた印象を与えます。和のデザインと相性がよいので検討してみましょう。

1-4.南欧風

南欧に建つ爽やかな家をイメージし、外壁には白、アイボリー、ベージュ、ライトブラウンのレンガ柄やストーン柄のものを使い、オレンジやブラウンのスパニッシュ瓦が基本のデザイン。木製ドア、アイアンの格子なども特徴的です。

1-5.アメリカン(カントリー)

ログハウスに代表されるように、田舎風の雰囲気の中にも素朴なおしゃれさがあるデザイン。定番のカバードポーチ(屋根のあるバルコニー)によって、開放的な印象を与えます。鎧張りや横ストライプのデザインが主流です。

1-6.邸宅風

重厚感のあるダイナミックなデザインで、周囲の中でもひと際目を引くような豪華さをもつのが邸宅風。石やタイルを使って重厚感を出す、斬新なフォルムで他にはないデザインをつくり出すなど、素材使いとフォルムがポイントです。

1-7.エレガント

上品で高級感を感じさせる、洗練されたデザインのエレガントスタイルも人気。明るい色合いを基調とした華やかなイメージが強く、優雅で女性らしい柔らかさを醸し出します。

2. 新築の外観の決め方

次に、お気に入りの外観を作るためにはどうすればよいのか、その具体的手順をご紹介します。

2-1.好みのイメージを絞り込む

自分と家族の好みが分かれることも少なくありません。気になる外観の写真をできるだけ多く集め、頭に描いているイメージを家族と共有し、好みに合ったデザインを具体的に絞り込みましょう。

2-2.おおまかな形を決める

家の外観は形によってもかなり印象が変わってきます。主な形状は、四角い家、L字型やコの字型など角が多い家、2階が1階よりせり出ている家、総平屋建てなど。
2階建ての四角い形状の家が日本では最も一般的です。角が多い家は、個性的で豪華な印象を与えるのが特徴。総平屋建ては土地に余裕が必要ですが、生活動線がシンプルな点が魅力です。2階が1階よりせり出ている家は、都会の狭小地を有効活用するのに適しています。

2-3.メインカラーを1~2色選ぶ

外観の色は、家全体の印象を大きく左右します。好みのイメージのカラーを選びましょう。
メインカラーは主に、ベージュ系、ブラック系、ブラウン系、グレー系が中心。ベースのカラーを決め、同系色でアクセント色をコーディネートするときれいにまとまります。同じ色でも、色の濃淡や彩度の組み合わせ次第で外観のイメージは変わってきます。
また、外壁は面積が広いため、カラーは同じでも柄や質感を変えることで変化をつけることも可能です。

2-4.壁の素材を選ぶ

イメージに合った外観を作るためには、外壁の素材選びも大切です。代表的なのが、「サイディング」「外壁タイル」「塗り壁」の3つの素材。
「サイディング」は、セラミックや金属、セメントなどを使用した壁材で、デザインの幅が広く、初期費用がお手頃なのが魅力です。「外壁タイル」は、石や粘土、土を高温で焼き固めたものを指します。
「塗り壁」は、土やセメントなどさまざまな材質を用いて、左官職人さんが手仕事で塗り上げていく壁です。三菱地所ホームではセメント系ボードを基材とした外・内壁材システム「デラクリート」を使用。防火・耐水性等に優れ、ひび割れの発生が少なく、曲線のR壁も綺麗に仕上げることができる等、デザイン性豊かな演出が可能です。

2-5.屋根の形を決める

外観の印象は、屋根の形一つで大きく変わります。
最もポピュラーで昔ながらの「切妻屋根」、シンプルモダンの家によく使われるデザイン性のある「片流れ屋根」の他、屋根面を4方向から寄せて支え合って頑丈な「寄棟屋根」や「方形屋根」、道路斜線や日影規制など法的な制約により使われる「はかま腰屋根」など。
代表的なものだけで10種類程度あるので、デザインだけでなく、機能的特徴も考慮して検討しましょう。

2-6.窓を効果的に配置する

縦長の窓やFIX窓を効果的に配置すると、おしゃれな印象に仕上がります。縦長の窓は外から家の中が見えにくいなどのメリットがある上に、デザイン性があるのが魅力。ホテルやビルなどで多く採用されています。
FIX窓は開閉ができない窓です。スマートでシンプルなデザインが美しく、採光と気密性、防犯に優れているのが特徴。特に、光を取り入れた明るい家にするには、FIX窓を上手に使っていくのがおすすめです。

2-7.照明や植栽で仕上げの演出をする

昼と夜で大きく変わる外観の表情。照明を上手に活用することで、昼とはガラリと変わったおしゃれな演出を楽しめます。
特に、帰宅する家族を出迎えるエントランスを含めた門まわりは、ライトアップすることで温かい印象に。
シンボルツリーなどの植栽も、家の外観を華やかに飾ります。植栽にも明かりを上手に取り入れることによって、昼夜で違った雰囲気を見せてくれます。

3.外観で失敗しないための注意点

外観は家全体のイメージに大きく影響するため、ぜひ納得のいくものをつくりたいですよね。外観で失敗しないための注意すべきポイントをまとめます。

3-1.できるだけ大きなカラーサンプルで確認

外壁のカラーは、家全体の雰囲気を大きく印象づけるもの。しかし、手元で見る小さなカラーサンプルと家の壁になったときのイメージは必ずしも一致しません。できるだけ大きなカラーサンプルを確認するか、心配であれば同じカラーの実際の家をチェックするようにしましょう。
さらに、晴れた日と曇りの日、季節や時間帯によっても日の当たり方が違うので、できれば日陰と日向で確認します。外壁の凹凸によって色合いが変わって見えることもあるので注意が必要です。

3-2.個性的すぎるカラーは後悔のもと!?

カラー選びは、周囲の街並みとの調和も考えなくてはなりません。個性と統一感のバランスがうまくいってこそ、美しい街並みに溶け込む家となるからです。
より家の個性を引き立てるためにも、地域の景観全体を考えて外観の色やデザインを検討しましょう。
計画地よっては、景観上のルールがある地域もあります。都市計画を確認する他、状況によってはプロに相談するのが安心です。

3-3.色褪せや汚れやすさを考慮する

時間の経過とともに起こることも想定した上で検討しましょう。
西側の壁の色が濃いと、西日で色褪せが起こることがあるので要注意。ホワイトは人気のカラーである一方、汚れが目立つのが大きな弱点で、定期的なメンテナンスが必要です。
ブラックも純度の高い真っ黒な家は、汚れが目立ちやすい場合も。汚れの目立ちやすさや色褪せのしやすさについても、計画地の条件を良く知るハウスメーカーと相談しながら決めるといいでしょう。色のほかにも素材によって汚れる部分が違います。サイディングなどは目地、塗り壁は雨だれ汚れなどに注意が必要なので、美観を保つためのメンテナンスの計画についても事前に調べておくと安心です。

3-4.将来のメンテナンス費用も確認

外壁のメンテナンスには足場を設置する必要があり、想像以上に大がかりな工事となります。当然、費用もかかってくるので、外観の検討段階から、将来必要となるメンテナンスの頻度や費用についてもしっかりと確認することをおすすめします。

4.どれが好み?人気の外観実例集

最後に、三菱地所ホームの施工例から、最近人気の外観デザインを画像でご紹介します。ぜひ、お好みのデザイン探しにお役立てください。

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外観に悩んだら、実際にモデルハウスを見学してみるのがおすすめです。
質感や色味、カタチや景観との馴染み具合など具体的なイメージがわきますよ。

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