三菱地所ホーム

WEB BOOK 「自由自邸Story」

三菱地所ホームでこだわりの邸宅を建てられたオーナー様に聞く、
自分らしさを自在に取り入れた家づくりとは?
フルオーダーの住まいをお考えの方にぜひお読みいただきたい、ヒントが満載のスペシャルコンテンツです。

自由自邸 Story01

2度目の家づくりは、全館空調・大空間で
アートや団らんを楽しむ居心地のいい住まいに

都内の閑静な住宅地に佇む、シックなタイル貼りが印象的な邸宅。
ご夫妻にとって、2度目となるマイホームづくりのパートナーに選んだのが、三菱地所ホームでした。以前の住まいで感じていた冷暖房効率や生活動線などの課題を解決し、パティオ(中庭)を囲む大空間やホームジム、ビルトインガレージなど、叶えたい夢をすべて実現したというお二人が語る自分らしい家づくりの極意とは…?

「普通ならできないことも実現できた」と随所に思い入れのある空間。

土地にゆとりができ、
念願のフルオーダーを構想

隣家が売りに出されたことをきっかけに、2区画を合わせた建て替えを計画したご夫妻。以前の住まいの間取りも気に入っていたそうですが、ドアが少なく、冷暖房でも苦労していたとか。

「全館空調なら冷暖房効率などを気にせずに大空間がつくれると思い、当初から検討していました。三菱地所ホームはこの分野のパイオニアなので、もともと注目していたのと、部屋ごとの温度設定もできる『エアロテック』の機能がほかにはないものでした」

「エアロテック」の導入を軸に、ホームジムやビルトインガレージなど、望んでいた空間もオーダーしたというご主人。設計者から出された基本プランを見て、自分たちの想いをしっかり汲み取ってくれたと感じ、家族で楽しみながら家づくりを進めたそうです。

リビングから望むパティオ。右奥の吹き抜けの階段下にはピアノを設置。

温度差が気にならない全館空調・自由設計により、
空間を縦横につなげるスケルトン階段を設けた吹き抜けが可能に。

正月などに家族で過ごす掘りごたつのある和室。
インテリアコーディネーターのアイデアで床の間の代わりに置き床を。

車2台が入るビルトインガレージはスロープの勾配が絶妙で、ディーラーからも絶賛されたとか。
奥には奥さまの希望で資源ゴミなどの一時置き場も。

家族の生活スタイルから生まれたパティオを囲む空間

シンボルツリーのアオダモが柔らかい新芽を伸ばすパティオ。その景色を囲むようにダイニングとリビングが向かい合う配置は、ご夫妻のこだわり。

「食事をするときは、テレビを見ないで家族の会話を楽しむというのがわが家の生活スタイル。前の家でも同様の間取りでしたが、この家では設計者の提案で、ダイニングから階下のビルトインガレージへの動線を確保するために位置を入れ替えました」とご主人。

リビングとつながる廊下は、ギャラリーとして「見せる空間」に。敷地内の段差を生かして設けられた緩やかな階段が、パティオを望む大きな窓とともに豊かな表情を生み出しています。

シンボルツリーがやさしく影を落とす、明るく開放的なパティオ。

食事を楽しむダイニング。リビングはパティオを挟んで「離れ」のように奥側に。

廊下にはアートを飾るニッチを設け、ギャラリー風に演出。

暮らしをシミュレーションすることで、より生活しやすく

プランニングにあたり、お二人が重視したのが、この家でどのように暮らしていくかというシミュレーション。2度の家づくりを経験されて、「あらかじめイメージしておくと、そのあとがすごく生活しやすい」と実感しているとか。

スマートホームの導入を考えていたご主人は照明器具や家電との連携を、奥さまは家族の生活動線から来客が脱いだ服やスリッパの収納まで細かく想定し、それぞれプランに落とし込んでいきました。

特に日常生活の中心となるキッチンは、今だけではなく、将来も見越して使いやすさを考えたという奥さま。

「前の家では吊り戸棚も使っていましたが、これから年齢を重ねていくと、高いところからものを出し入れすることは、どんどんしなくなるだろうと思いました。手が届く範囲の収納を充実させて、その分、飾り棚で遊べるようにしたんです」

ダイニング側にも奥行きのある収納を設けるなど、入れるもののサイズに合わせて細かいカスタマイズが可能だったことから、キッチンはクチーナで統一したそうです。

調理する手元が見えないように「立ち上がり」を付けたカウンター、用途から考え抜いた収納など、
機能性と美しさを両立したキッチン。

壁側には好きな小物などが置ける飾り棚を。

ダイニング側の収納もカスタマイズして機能的に。
フォーカルポイントのワインセラーは、赤ワイン、白ワインで温度帯が分けられるのがポイントとか。

2面を鏡にし、映像を見ながらトレーニングができるようテレビも設置したホームジム。
スマートホーム導入によりドアを開けると ライトが自動点灯し、昼夜で光の色合いも変化。
使用時には「エアロテック」の温度設定を低めにして快適に。

置きたい家具を起点に、想像を膨らませて

家族で囲むダイニングテーブルをはじめ、リビングのソファ、ベッドなど、置かれている家具のほとんどが、以前の住まいで使っていた愛着のあるもの。
室内での収まりの美しさは、設計の最初の段階から家具の配置が織り込まれていたからこそ、とご主人は言います。

「私たちがリストアップした家具に対し、ちゃんと収まるかどうか、部屋の大きさとのバランスはどうかなど、設計者が綿密に計算してくれました。置く位置が決まっていたから、寝室のベッドボードやニッチ(壁のくぼみ)はこんな感じにして、反対側にはこういう照明をつけて、と想像を膨らませやすかったですね」

ダイニングのカウンターデスクや収納、2階のライブラリーコーナーの書棚などは、インテリアとしての統一感と地震対策を考慮し、造作家具をオーダーしたそうです。

主寝室のベッドまわり。
手持ちのベッドのサイズや配置に合わせた演出プランにより、自分らしいくつろぎを感じられる空間に。

ご主人が計画したスマートホームにより、自動的にライトが点灯し、カーテンが開閉する寝室。
家全体の照明や家電が家族の生活に合わせてコントロールされています。

以前の住まいで使用していたダイニングテーブルにテイストを合わせて、デスクなどの家具を造作。

2階の廊下の一角に設けたライブラリーコーナー。
書棚の間には小さなベンチを設け、居心地のいい読書スペースに。

寝室に設けたウォークインクローゼット。
ご夫妻それぞれの衣類がぴったり収まるよう工夫されています。

細部へのこだわりが満足度を高め、暮らしの潤いに

家づくりは細部へのこだわりも重要。お二人がそのことに気づいたのは、ギャラリー(廊下)の床のタイルの配置を決めるときでした。

「廊下の幅が120cmなので、60cm幅のタイル2枚でぴったり収まると思っていました。ところが、それだと床の真ん中に目地の直線が入ってしまうことに妻が気づき、3枚の構成に変えてもらったんです。ちょっとした違いですが、空間に広がりが感じられるので、こだわっておいてよかった」とご主人。

ダイニングからガレージに降りる階段も、あまり人目につかない場所ですが、あえてアートな壁紙をオーダーし、日常のアクセントとして楽しんでいるそうです。

  エントランスには画家をされていた奥さまのご祖父の絵画が飾られ、地下の出入り口には以前の住まいの記憶を残す3枚のタイルも。ご夫妻のこだわりが、この家の豊かさとなって日々を潤しているようです。

構成・取材・文:Mihiro Ishihara 編集:YOMIKO ADVERTISING INC.

中央のタイル幅を広くし、上質感を高めたギャラリーの床。
最初は階段の設置に少し躊躇 があったという奥さまも、
設計者が公園などと同様に、どの年齢でも歩きやすい寸法にしたことで、
「行き来がしやすく快適」と満足しているそう。

ガレージに降りる階段の壁面にはアート風の壁紙を貼り、 遊び心をプラス。

「少し大胆に」と書斎の壁紙もご主人の好みの柄をセレクト。

ご祖父の作品が出迎えてくれるエントランス。
ダウンライトで美術館のような印象に。