建築実例紹介 | 注文住宅
周囲を豊かな自然に囲まれた大きな敷地に堂々と佇むこのお住まいは、以前から開業されている医院との併用住宅。
仕事の都合もあり、以前からマンションや戸建の借家を転々とする生活は、何かと不便を感じていましたが、子どもの成長や今後のことを考えて新築。
敷地の広さを十分に活かしたゆったりと過ごしやすい空間は、仕事と家庭を両立させる暮らしが実現しました。
以前は自宅から少し離れた場所にありましたが、住居を併設したことで、休憩時間に家事をしたり、子どもたちを近くに感じられ、家族全員の安心が増したように感じます。
機能美を備えた住まい
正面は医院の玄関、反対側は住居の玄関となり、医院側の玄関には患者さまに配慮したスロープや階段を設置しました。医院の玄関廻りやスロープ上部から屋根まで伸びる自然石タイルがお気に入りです。
「医院らしさを主張したくない」という考えから三菱地所ホームのホームギャラリーと同じ自然石タイルを、スロープや階段全体に馴染ませることで、やさしくシンプルな外観をつくりました。
医院と反対側の住居用玄関は、より生活的に実用性を考えて設計されています。植栽を含む広々としたアプローチには自転車を置くスペースを設けたり、家族の車がゆったりと駐車できるガレージは玄関と連携。雨や雪の日の乗り降り、特にお買い物の際にはとても便利なスペースとなっています。この住居用玄関の隣には、医院の従業員専用玄関も設けられ、従業員用の駐車スペースも確保してあります。ゆとりある敷地を活かして、ご家族も従業員にもやさしい設計が実現しています。
家族をやさしく結ぶオープンな空間
生活の中心となるLDKは、キッチンからダイニングそしてリビングの他、子ども部屋につながる廊下が見渡せる開放的な空間で、家事の途中でも家族の気配を感じられる設計になっています。特に外側に面した大きなバルコニーとの間にある大きな窓が開放感を強めています。家族で夏や秋にはバルコニーでバーベキューを楽しんでいます。
また、ダイニングの壁に備え付けられたカウンターテーブルは学校の宿題をする子どもたちの勉強スペースとして活用しています。
同色でまとめられた外観デザインとは異なり、屋内は、三菱地所ホームの雰囲気を参考にして、白と茶色のコントラストを使ったデザインで統一しました。LDKや和室の壁には調湿性の高い珪藻土を使用し、全館空調システム「エアロテック」の効果と合わせて大きな空間にもかかわらず、心地のよい湿度・温度が常に保たれているので、寒い冬でも軽めの服装で十分です。
医院スタッフや患者さまにも配慮した設計
院内の設計は「ホテルのフロント」や「ゆったりとした空間」「プライバシーへの配慮」を基本コンセプトとして、全体的に廊下や診察室、検査室など各部屋もゆったりとした空間が確保されています。大きな受付カウンターもそのコンセプトに沿って造形されました。
特に落ち着きを感じさせるための検査室の広さや、スタッフが使いやすい棚や機器の配置、高さは何度も打合せを行いました。また、診察室は患者の方との会話が外に聞こえないよう、しっかりとした防音処理を行っています。
