お風呂はもうひとつのリビング
バスタブをひとつのインテリアとして考えていただき、浴室という空間でどのような時間を過ごされたいのかを重要視している
家庭用では140ものモデルを取り揃えるJAXSON。豊富な選択肢があるからこそ、お客さまがイメージする想いに寄り添うことができる。「JAXSONのバスタブをお求めになるお客さまは、ご購入いただくまで1年、長い方では2年ほど時間をかけていらっしゃる方がほとんどです。一般的にバスタブを選ぶ時は、お風呂場の広さに対してデザインとサイズがほぼ決められています。しかし、JAXSONではお客さまに『どのようなシチュエーションでお風呂に入りたいのか』というご質問をいたします。これは、バスタブをひとつのインテリアとして考えていただき、浴室という空間でどのような時間を過ごされたいのかを重要視しているからです。お客さまの中には設計士さんと一緒にお越しになり、バスタブを中心とした設計を希望される方もいらっしゃいます」と清水氏。こんなエピソードがあったという。「ある50代の男性が、セカンドライフを機に家を建て替えることとなりご来店されました。スタッフが話を伺うと、最初は切り出しにくそうにしていましたが、聞けばご夫婦二人だけの暮らしになってみると、妻との間にはいつしか心の隔たりができているように感じたのだそう。それを取り戻すためにお風呂を利用し、一緒に入りながらじっくり会話を楽しめたらと考えたのだそうです」。“裸のつきあい”なんて言葉があるが、心も開放的になった空間で想いを伝えあうことは、絆を育む上で非常に有効な手段であることは間違いない。風呂が担う役割が家族の関係性にも及ぶという、現代ならではのエピソードであり、それだけ風呂が大事な空間になってきているのだと改めて思わされる。
ラグジュアリーというインテリアを提供
文化をインテリア化し、現代の人々のライフスタイルに合ったバスタブを提供し続けることこそが、JAXSONの追い求める哲学
JAXSONが求めるものは決して物質的な高級感だけではない。高品質の素材を使用し最高の職人の手によってつくり上げられたバスタブが、お客さまの求める幸福に繋がることを第一に考えられているのだ。だからこそ、人の“想い”が詰まったデザインが誕生し認められるのだ。「JAXSONは『ラグジュアリー=お金』という考えではありません。1982年の創業から、インテリア性の高いバスタブを製作することによって、お客さに安らぎや幸福感といった精神的な豊かさをご提供することだけを第一に展開してまいりました。JAXSONのバスタブはホスピタリティがあって初めて形になります。これからも多くの人と接し、快適でインテリア性の高いバスタブをつくり続けていきたいと思っております」と清水氏。日本古来より風呂は身体を清潔にするだけはなく、精神を洗い清め、充足の時間をもたらしてきた。その文化をインテリア化し、現代の人々のライフスタイルに合ったバスタブを提供し続けることこそが、JAXSONの追い求める哲学なのだ。