三菱地所ホーム
オーダーグラン
モノづくり大国・ドイツが生んだ、こだわりのオーダーキッチン

ポーゲンポール ジャパン モノづくり大国・ドイツが生んだ、
こだわりのオーダーキッチン

「私たちのゴールはキッチンを進化させることにある」──この強い信念のもと、キッチンメーカー「ポーゲンポール」は1892年に創業した。以来、いつの時代も常にキッチンが主役とした暮らし方をクリエイトしてきたこの会社について、ポーゲンポールジャパン代表取締役・川島東治氏が語る。

124年の歴史が紡ぎ出した「基準」

モジュールは、120年を越えて世界中のお客さまに納品され受け入れられた“こだわり”の凝縮であり、これから新たにキッチンをつくるお客さまの土台になってくれる

世界のトップブランドと称賛されるドイツのキッチンメーカー「ポーゲンポール」は、全世界約70カ国に輸出し、各国王室や首相公邸などでも愛されている。それだけ多くのファンを持つこの会社だが、最大の魅力は「世界のどの店舗でも、自分サイズのキッチンを創ることができる」という点にある。「ポーゲンポールはフルオーダーメイドのメーカーですが、じつは『セミオーダーメイド』でもあります。どういうことかと申しますと、ポーゲンポールが過去に納品させていただいた全世界のお客さまのキッチン仕様は、すべて本国ドイツで管理。最適な寸法・お好みのデザインをパターン化した『モジュール』と言われる「基準」の情報をストックしております。この情報を基に、弊社のキッチン家具は耐久性や耐重性、ビルトイン家電のサイズなどに配慮された規格寸法が決定されているのです。どの国においても、ポーゲンポールのキッチンデザイナーがまずお客さまにとって最適なモジュールを提案し、それをベースにキッチンを形成していく方法となっています」と話すのは代表取締役・川島氏。つまりモジュールは、120年を越えて世界中のお客さまに納品され受け入れられた“こだわり”の凝縮であり、これから新たにキッチンをつくるお客さまの土台になってくれるのだ。これはなんとも心強い。一人ひとり違うお客さまのこだわりに対して、ポーゲンポールは長い年月にわたり答えを出し続けてきた。その年月とお客さまの数だけ「基準」があるのだ。

モノづくり大国・ドイツが生んだ、こだわりのオーダーキッチン

キッチンを中心に家族の絆は深まる

“キッチンあっての家”であるということ。家族の健康も、語らいも、笑顔も、キッチンを中心にもたらされるものだと思うからです

川島氏は、日本の家の在り方に対し素朴な疑問を抱いているという。家族の絆を強めるキッチンであるはずなのに、どこか存在感が希薄な印象があると言う。「不思議なのは、椅子やテーブル、タンスといった家具を購入される際は、ご自身の好みに合った寸法やデザインを慎重に考えてお選びになるはずなのに、日本では“キッチンは住宅にセット”という販売方法が主流なため、既成品をそのまま受け入れているケースが多いことです。とはいえ、かくいう私も以前は家にキッチンが付いているのは当たり前だと思っていました。自分の実家もそうだったからです。しかしこの会社に入って気づいたことは“キッチンあっての家”であるということ。家族の健康も、語らいも、笑顔も、キッチンを中心にもたらされるものだと思うからです。キッチンは自分にフィットした“家具である”という発想は、本国ドイツでは、百年以上も前から常識だったんですよ」とは川島氏。ちなみにドイツの住宅事情を訊くと、日本では考えられないスタイルで販売されているようだ。それは、キッチンスペースにキッチンがないというもの。日本では予めシンク、調理台、ワークトップはもちろん、吊り戸棚や食器棚までが取り付けられているケースが殆どだ。しかしドイツでは「あなたのライフスタイル、身長や体型、好みの色や柄に合わせて揃えてください」と、敢えて何もつけないことが一般的のようだ。私たち日本人にとっては違和感あることだが、まことに筋が通っており、むしろこの方がお客さま重視の姿勢と言えるだろう。

モノづくり大国・ドイツが生んだ、こだわりのオーダーキッチン
Toji Kawashima│川島東治
Toji Kawashima│川島東治

ポーゲンポール ジャパン株式会社・代表取締役。18年間、日系・外資の証券マンを勤め、うち12年間をパリとロンドンで現地の機関投資家向けに、日本株式を中心に営業活動。その後、映像制作会社の立ち上げ、観葉植物販売企業の再建などに携わる。2008年よりポーゲンポール社がアジア地域初の直営拠点を設立する際の執行責任者、その後の代表取締役として、営業と運営全般を統括。 ポーゲンポールという世界的なブランドを確立した企業であるが、日本市場においてさらなる知名度や売上を達成するためのマーケティング及び、ブランディング手法として「Living Wellness in Luxury」というコンセプトを立ち上げ、その下に集結する世界ブランドの共同展開を推進中。

Back