三菱地所ホーム
オーダーグラン

ライフスタイルから植物を選ぶ

植物を熟知しているのは当たり前のこと。大切なのは、その知識をお客さまのライフスタイルにどう落とし込んでいくかということです

SOLSOが空間をプロデュースするとき、まずはお客さまからライフスタイルを聞き出すことからはじめる。造園の知識だけでは、お客さまを満足させる空間は演出できないからだ。「我々は植物を扱うプロです。ですので、植物を熟知しているのは当たり前のこと。大切なのは、その知識をお客さまのライフスタイルにどう落とし込んでいくかということです。お客さまの好きなファッションやインテリア、さらには家族構成をヒアリングして、総合的にプロデュースする必要があります」と話す。それを物語るように、インタビューを行ったオフィスルームには、植物に関する本がほとんどない。その代わりに、ファッションや建築関係の本が、本棚に所狭しと置かれている。ヒアリングと植物以外の要素を踏まえることで、お客さまのライフスタイルに沿った空間づくりが可能となるのだ。

シンプルな住空間に植物を「添える」空間プロデュース

万全な準備こそ空間プロデュースの要

さまざまな演出に必要な植物をあらかじめ用意しておくことで、お客さまに自信をもって提供できるのです

SOLSOには、年間を通して空間プロデュースの依頼が届く。一案たりとも手を抜かないこだわりと共に、大切になってくるのが植物のストックだという。「SOLSOでは、造園分野とは別に、空間プロデュース用に自社で1,000本以上の植物をストックしています。演出に使用する植物のすべては、納得したものしか使用しないのがSOLSOのポリシー。さまざまな演出に必要な植物をあらかじめ用意しておくことで、お客さまに自信をもって提供できるのです」と、空間プロデュースへの妥協なき姿勢を強く語る齊藤氏。さらに、これだけ多くの植物を確保しているのには、もう一つ理由がある。植樹には涼しい季節が適しているといわれ、反面、夏場は植物の根が大きなダメージを受け難しいとされている。SOLSOでは、自社でストックしているため、スムーズな運搬が可能に。そのため、植樹は年間を通し良好な状態で行うことができるのだ

シンプルな住空間に植物を「添える」空間プロデュース
Taichi Saitou│齊藤 太一
Taichi Saitou│齊藤 太一

SOLSO architectural plant&farm 代表。岩手県生まれ。高校生の頃から造園、野菜生産、山野草の採取を学ぶ。ランドスケープデザイン、個人邸の庭、レンタルグリーン、オリジナルガーデンツールの開発、グリーンショップのディレクションなど、その活動は多岐にわたる。直営店BIOTOP NURSERIES(白金台・大阪)、SOLSO FARM(川崎)、SOLSO HOME(伊勢丹新宿本店・二子玉川蔦屋家電内)。

Back